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海水魚の飼育について

海水魚が長生きしません。

飼い始めてから半年が経ちますが、半年生きている魚はいません。

というか 平均一ヶ月ぐらいで、死んでしまいます。

何か飼育方法に誤りが有るのでしょうか。

それとも、

海水魚飼育とはこんな物なのでしょうか。

ちなみに海水魚飼育セットを使用しています。

メールありがとう御座います。まずチェックしなければいけないのが、水槽システムです。海水魚が飼育できる水槽なのかどうかです。

量販店で売られているメーカー品では、海水魚は なかなか上手に飼育できません。

(ちなみに当店では、当店オリジナル水槽セットを使用しています。30×30×25水槽セットから御座います)

濾過槽や水槽セット商品の説明に 海水・淡水両用 などと書かれても、実際には海水魚は飼育できない、飼育に向かない商品が出回っています。

では、製造メーカーは、「海水魚が飼える」 と嘘を掲載しその商品を販売しているでしょうか?。。。。。。

という事になりますが、実はそうでは有りません。

製造メーカーがうたっている事は、海水魚水槽にこの商品を使用しても、壊れませんよ。このセットに付属しているポンプは海水で使用できますよ。一年間はサビませんよ。

という事であります。一年間の商品(ポンプ)の動作補償を言っているわけで、海水魚が生きますよ、飼えますよ とうたっているわけではありません。

それもそのはず、 海水魚の生死を補償していては会社が成り立ちません。

当店が今お話しているのは、このセットで飼育すると、海水魚が飼育しやすいですよ。という事をうたっているので、製造メーカーのそれとは、全く意味合いが異なります。

では、市販の濾過槽では、全く飼育不可能なのでしょうか? 

いやそんな事はありません。一ヶ月どころか 数ヶ月 いや それ以上生きるケースも多々あります。 ただ、非常に難しいでしょう。

例えば、自動車を例にしてお話してみます。

どんな高級自動車でも、4WD(4輪駆動車)で無い場合、雪が降ったらどうでしょうか?

 うまく走る事はできませんね。 

しかし 全く走れないか? というと そうでもありません。 多少は走る事は出来ます。 

ただ 目的地まで、たどり着く事は出来ないのではないでしょうか?

あっちをぶつけた。対向車と接触したなど、危なくてしょうがありません。

おそらく 疲れてしまい運転する事を放棄、あきらめてしまうことは必至です。

このような現象こそが 海水魚に向いていない水槽セットで、海水魚を飼育している事なのです。

全く飼育できないわけではないですが、長期的に見れば、所詮は無理で、飼育自体をあきらめてしまうでしょう。

そして その方々が同じく口にする言葉は、「海水魚は難しい」です。そして、その言葉だけが世間を独り歩きし、「海水魚は難しいんだ」と常識化しているのです。

自動車の話は戻りますが、 では 雪道には 自動車は使えないのでしょうか? 

そんな事は有りませんね。 4WD(4輪駆動車)や タイヤチェーン スタッドレスタイヤなど 多くの商品があり、それを使用することで、目的地にたどり着くことは可能ではないでしょうか?

このような商品が いわば 海水魚飼育セットであるわけです。

当店で一番長生きしているマロンクマノミのペアーがいます。当店に来てから、12年を超えました。でも12才ではありません。12年前にすでに繁殖可能な大きさでしたから、推定17才ぐらいでしょうか。まだ、現役で繁殖しています。海水魚飼育は いまや種類によっては 繁殖させ増やしていける時代になっています。

話は長くなりましたが、海水魚が飼育できる水槽セットを使ってください。そうすれば簡単に長生きしますよ。

具体的に海水魚飼育セットとそうで無いセットは何処が違うのでしょうか?

その見分け方を教えてください。

一言で言いますと、濾過槽の大きさが違います。当店の濾過槽サイズの基準は、水槽水量の1/10ぐらいを考えています。 例えば 上記の解答欄でご紹介した30×30×25水槽セットは、

約30リットルですので、3キロ入るオリジナル濾過槽を用意します。

60×30×35の規格水槽の場合 水量は約60リットルですので、当店では、7.5キロ入るオリジナル濾過槽を用意しています。

濾過槽は大は小を兼ねるため、大きすぎる事はありません。

また ろ過システムですが、上部ろ過槽や 下置き濾過槽 が良く

、密閉式外部フィルターなどは、容量が大きくても、基本的に海水魚飼育には向いていません。

密閉されているため、密閉式外部フィルター内が酸欠になり、多量の好気性バクテリアの繁殖が見込めません。

水槽内でエアレーションをしているから大丈夫、と言われる方多いので補足説明いたしますと、エアレーションは水槽内ですよね。水槽では お魚のための酸素補給にはなりますが、お魚が酸素を消費してしまい、濾過槽には不十分です。

もちろん エアレーションはしないより、した方が良い事は言うまでもありませんが、出来うるならば 濾過槽にエアレーションをしてあげてください。とはいっても密閉式外部フィルターなどはこれが出来ませんね。

上部濾過槽はシャワーにより酸素と飼育水が混ざり合います。さらにろ過された水が上部濾過槽から落下する際、水槽内に酸素を送り込みます

下置き濾過槽などは、飼育水が濾過槽に落下する事で、酸素と飼育水が混ざり合います。下置き濾過槽から水槽に戻ってくる飼育水は、やはり水面で酸素を取り込みます

この状態(濾過槽側でも水槽側でも酸素が取り込める状態)が24時間続くわけですから、密閉式外部フィルターと、どれだけ溶存酸素量に差が出るかはお分かりでしょう。

下置き濾過槽の注意 ろ過槽からくみ上げられた飼育水を送り込む配管が 水中に水没していてはダメです。これでは水槽に酸素を送り込む事が出来ません)

初めまして☆今まで魚は金魚しか飼ったことがないいんですがいきなり海水魚なんてうまく飼えるのでしょうか??
小さい水槽から始めたいんです。種類はできれば
クマノミですが、難しいでしょうか??
飼うからには絶対死なせたりしたくないので初心者でも飼えるような魚さんはありますか??
いやいや今や海水魚は45センチ水槽ぐらいでも繁殖に至るほど当店では簡単になっています。

その理由は海水魚用の濾過槽(オリジナル)を使用しているからです。いくら水槽が大きくても、それに伴った濾過槽がなければ、結局長期には飼えません。

海水魚が飼える水槽とは、水量の多い少ないではなく、濾過能力の大きさにあります。濾過能力を左右するのは、濾過槽の大きさ、及び、濾過材の選択です。

このようなこだわりの濾過槽濾過材は一般店ではなかなか販売していません。

なぜなら、一般店では、海水魚を飼う事、より 販売する事が優先しており、器具にしても生体にしても売れればそれで良く、その買われた魚がその後どうなったか? など気にするお店がどれだけありますでしょうか?

もし前回あなたが購入した魚を店員が覚えていて、その魚の様子を聞いてくれるお店があったなら、そして、そこで購入できるなら、あなたは幸せものです。

そのお店は販売した物に責任を持ち、前回販売した物や生体に対して不具合がなかったかを確認しています。

もし前回販売した魚が死んだ場合、必ず親身になって、その原因を考えてくれるでしょう。それは、お客様の為でもある一方、お店の為、また死んだお魚の為でもあります。

同じ過ちを繰り返さない用にお互いに(お客様と店が)考えるわけです。

当店は平成21年で38周年になります。上記の積み重ねにより、飼育ノウハウを確立してきました。そして、オリジナル濾過槽オリジナル濾過材に辿り着きました。

いまや、お魚が死んだの生きたの討論している時代過ぎました。

現在は 100人以上のお客様宅の水槽で、お魚が繁殖中です。どうやって、産卵させようかという 時代に入っています。

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